iPhone と Android でどんなテキストも読み上げる方法
iPhone にも Android にも、テキスト読み上げは標準で入っています。iPhone は「読み上げコンテンツ」、Android は「選択して読み上げ」をオンにして文章を選ぶだけで、スマホが声に出して読んでくれます。追加アプリも費用も不要です。
アプリを入れなくてもスマホはテキストを読み上げられますか?
読み上げられます。読み上げ機能は iPhone にも Android にも最初から入っていて、無料です。方法は主に 3 つあり、併用もできます。
- OS の標準機能。 iPhone は「読み上げコンテンツ」、Android は「選択して読み上げ」です。メモ、メッセージ、Web ページ、メールなど、ほとんどのアプリで使えます。
- ブラウザのボタン。 最近の Safari や Chrome では、記事ページのメニューに読み上げの項目が表示されます。
- アプリ内のボタン。 読書アプリやニュースアプリ、文書アプリには、表示中のテキストを読み上げる再生ボタンが用意されていることがあります。
混同しやすい点を 1 つ。読み上げとスクリーンリーダーは別物です。iPhone の VoiceOver と Android の TalkBack は、目の見えない方のための本格的なスクリーンリーダーで、触れたボタンをすべて読み上げ、操作方法そのものも変わります。料理をしながら記事を聞きたいだけなら、スクリーンリーダーはオフのまま「読み上げコンテンツ」か「選択して読み上げ」を使ってください。
iPhone で読み上げをオンにする手順
「設定」→「アクセシビリティ」→「読み上げコンテンツ」を開きます。重要なスイッチは 2 つです。
- 選択項目の読み上げ。 オンにすると、テキストを選択したときに「コピー」や「調べる」の隣に読み上げが表示されます。段落 1 つを聞くのに向いています。
- 画面の読み上げ。 画面のいちばん上から 2 本指で下にスワイプすると、ページ全体を読み上げ、自動でスクロールします。記事をまるごと聞きたいときはこちらです。
読み上げ中は小さなコントローラーが表示されます。再生と一時停止、前後へのスキップ、亀とうさぎのアイコンが付いた速度スライダーがあります。邪魔なときは画面の端にドラッグして寄せられます。
同じメニューにある 2 つの設定も、最初に変えておく価値があります。内容を強調表示をオンにすると、読み上げ中の単語や文に印が付き、目と耳で同時に追いたいときに助かります。声では音声を選び直したり、より自然な音声をダウンロードしたりできます。
手順
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聞きたいテキストを開く
メモ、メール、Web ページ、書類などを開きます。単語を 1 つ選んでみて、テキストが選択できるか確認します。何も選択できなければ、それはテキストではなく画像です。
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iPhone は「読み上げコンテンツ」をオンにする
「設定」→「アクセシビリティ」→「読み上げコンテンツ」。部分的に聞くなら「選択項目の読み上げ」、ページ全体なら「画面の読み上げ」をオンにします。目で追えるように「内容を強調表示」も入れておきます。
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Android は「選択して読み上げ」をオンにする
「設定」→「ユーザー補助」→「選択して読み上げ」をオンにし、浮かぶボタンか 2 本指で上にスワイプするショートカットを選びます。メニュー名が違うときは設定内で検索してください。
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読み上げを始める
iPhone はテキストを選んで「読み上げ」をタップ、画面全体なら上端から 2 本指で下にスワイプします。Android はユーザー補助ボタンをタップしてから、文章をタップまたはドラッグします。
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声と速度を調整する
使う言語の高品質な音声をダウンロードし、読み上げ速度は数回に分けて 1 段ずつ上げます。長時間聞くときはイヤホンを使ってください。
Android で「選択して読み上げ」をオンにする手順
「設定」→「ユーザー補助」→「選択して読み上げ」を開いてオンにします。メニューの場所はメーカーによって変わるので、見つからないときは設定内の検索バーで「選択して読み上げ」と検索してください。端末によっては、インストール済みのユーザー補助サービスやダウンロードしたアプリの中にあります。
オンにするときに、起動方法も選びます。画面の隅に浮かぶユーザー補助ボタンか、画面の下端から 2 本指で上にスワイプするジェスチャーです。
- 聞きたいページを開きます。
- ユーザー補助ボタンをタップします。
- 文章のかたまりをタップするか、複数のかたまりをドラッグで囲みます。画面全体を読ませたいときは再生アイコンをタップします。
一時停止、スキップ、速度を操作するパネルが表示されます。この機能がない端末でも、「設定」→「ユーザー補助」→「テキスト読み上げの出力」にあるエンジンの設定で同じことができます。多くの読書アプリは、この設定を使って自前の読み上げボタンを動かしています。
長い文章を最後まで聞ける声と速度は?
標準の音声は 1 段落なら十分ですが、30 分聞き続けると疲れてきます。直すのに 2 分もかかりません。
良い音声を入れる。 iPhone は「読み上げコンテンツ」→「声」で言語を選び、高品質な音声をダウンロードします。Android は「テキスト読み上げの出力」を開き、エンジンの横の歯車をタップして、その言語の音声データや高品質音声をインストールします。容量は数十メガバイト程度で、違いははっきり分かります。
速度は少しずつ上げる。 最終的に標準より速く聞く人がほとんどですが、いきなり最速にすると内容が頭に入りません。スライダーを 1 段上げて 1 分聞き、また 1 段上げる。1 日かけて慣らしてください。
イヤホンを使う。 合成音声は、騒がしい場所でスマホのスピーカーから流すと子音が聞き取れなくなります。
句読点の問題は起きるもの。 句点のない文章や、ナビゲーションのリンクとクッキー通知だらけのページは、延々と 1 文のように読まれます。音声設定をいじるより、テキストを整えるかリーダー表示に切り替えるほうが早く解決します。
スマホが読み上げてくれないものと、その理由
読み上げには、選択できる本物のテキストが必要です。それ以外は再生できません。理由はいつも同じです。
- スキャンした PDF やページの写真。 これは画像です。端末の文字認識でテキストを取り出せることがあるので、いったんメモに貼り付けてから読ませてください。
- 動画の中の文字。 映像に焼き込まれたスライドや字幕もテキストではありません。
- 一部の保護されたアプリ。 テキストの選択そのものを禁止し、独自の朗読機能しか使わせない読書アプリもあります。
- 音声。 ボイスメモや録音にはテキストが 1 文字も含まれないので、どの読み上げ機能でも声にできません。
実際にいちばん多いのは最後のケースです。いますぐ聞けないボイスメッセージは、まず文字起こしをするのが解決策です。WhatsApp のボイスメッセージを文字起こしする手順で方法を紹介しています。テキストになってしまえば、あとは他の文章と同じように読み上げられます。
もう 1 つ。OS の読み上げはその場で再生するだけで、誰かに送れる音声ファイルとして保存はできません。
別の言語のテキストを読み上げさせるには?
テキスト読み上げは、文章の言語を推定して音声を選びます。その言語の音声が入っていないと、日本語の声が外国語をたどたどしく読むか、無音になります。
- その言語の音声をインストールします。iPhone は「読み上げコンテンツ」→「声」、Android は「テキスト読み上げの出力」にあるエンジンの設定です。
- 同じメニューに言語の自動検出の項目があれば、オンにします。
- 2 つの言語が混ざったページは分けて読ませます。文の途中では検出がうまく切り替わらず、片方の言語をもう片方のなまりで読んでしまいます。
語学の練習ではなく内容を理解したいだけなら、先に翻訳してから母語で聞くほうが確実です。おかしな翻訳を読み上げてもおかしいままなので、再生する前にテキストを確認してください。
実務的な注意点として、音声の品質は言語によってかなり差があります。軽量な音声しか用意されていない言語は、どのアプリを使っても粗く聞こえます。
言葉が音声や動画、リンクの中に閉じ込められているとき
読み上げが役に立つのは、テキストがある場合だけです。ところが実際には、録音した講義、スマホで録ったミーティング、ボイスメッセージ、ポッドキャスト、長い動画など、テキストがないことがよくあります。
その最初の一歩を引き受けるのが Zeepit です。iPhone と Android で使えます。アプリの中でファイルを選ぶか、別のアプリで音声の共有ボタンをタップして Zeepit を選ぶだけです(共有ボタンの使い方)。一言一句そのままの文字起こしに加えて、短い・中くらい・長いから選べる要約がすぐに出て、必要なら翻訳もできます。Zeepit はテキストの読み上げにも対応しているので、要約を読まずに聞くこともできます。
対応するのは mp3 , m4a , wav , ogg , opus , aac , flac などの音声ファイル。動画ファイルは音声トラックだけを使います。長さは 1 本あたり最長 4 時間です。YouTube やポッドキャスト、Web ページのリンクも要約にできます。インストール後の最初の変換は無料で、アカウントもカードも不要です。利用状況はアプリ内に表示されます。
ファイルは Zeepit のサーバーに送られて文字起こしされ、その直後に削除されます。保存も再利用もせず、録音を AI の学習に使うこともありません。文字起こしと要約はスマホの中に残ります。すべてスマホで完結し、パソコン版はありません。
よくある質問
iPhone でテキストを読み上げさせるには?
「設定」→「アクセシビリティ」→「読み上げコンテンツ」を開きます。「選択項目の読み上げ」をオンにすると、テキストを選択したときに「読み上げ」ボタンが出ます。「画面の読み上げ」をオンにすれば、画面の上端から 2 本指で下にスワイプするだけでページ全体を読み上げます。読み上げ中は再生、一時停止、速度のコントローラーが表示されます。
Android スマホに文章を音読させる方法は?
「設定」→「ユーザー補助」→「選択して読み上げ」を開いてオンにし、浮かぶボタンか 2 本指で上にスワイプするショートカットを選びます。あとはボタンをタップし、文章をタップするかドラッグで囲めば再生が始まります。メニュー名はメーカーごとに違うので、見つからないときは設定内の検索バーを使ってください。
スマホは PDF を読み上げられますか?
本物のテキストが入った PDF なら読み上げられます。ファイルを開いて「画面の読み上げ」や「選択して読み上げ」、あるいは PDF アプリの読み上げボタンを使います。スキャンした PDF はページが画像なので何も読まれません。端末の文字認識でテキストを取り出し、メモに貼り付けてから読ませてください。
スマホのテキスト読み上げは本当に無料ですか?
OS に入っている機能は無料で、追加でダウンロードする音声も無料です。有料アプリの多くは、別の声、音声ファイルとしての保存、標準機能が扱えない形式への対応を足しているだけです。お金を払う前に、まず標準機能を 1 週間試してみてください。
読み上げ機能でボイスメッセージや録音を聞けますか?
いいえ。ボイスメッセージは音声であってテキストではないため、読み上げ機能が声にできるものがありません。まず文字起こしが必要です。Zeepit は録音、ボイスメッセージ、動画をスマホで文字起こしと要約にし、そのテキストを読み上げることもできます。